職員の使うスマホ、壊れた時に困らないように
医療機関や介護施設で使用するスマートフォンが壊れた場合、業務に支障をきたさないよう、迅速に対応するための準備と手順が重要です。具体的な対策をみていきましょう。
あらかじめ代替機を準備しよう
予備の端末をあらかじめ用意しておきましょう。
あらかじめ予備のスマートフォンを数台準備しておき、故障時にすぐに交換できる体制を整えます。
代替機を用意しておくことで、業務の中断を最小限に抑えることが可能です。
迅速な設定手順がすぐにわかるようにマニュアル化しましょう。
もしくは、予備端末に必要なアプリや設定(IP内線システム、業務管理アプリなど)を事前にインストールしておくことで、切り替えをスムーズに行えます。
修理対応のフロー構築すること
対応する担当者や窓口を明確にしましょう。
故障時には、迅速に対応できる窓口(IT部門やシステム管理者)を明確にしておき、スタッフが迷わず依頼できる体制を作ります。
体制次第では、メーカーやサポート業者と契約するのもありです。
端末メーカーや購入業者と保守契約を結んでおくと、修理や交換がスムーズに進みます。特に「即日交換サービス」などを利用できる契約がおすすめです。
データが復元できるように準備しましょう
クラウドバックアップの活用する、
スマートフォンのデータをクラウドで定期的にバックアップしておくことで、端末交換後も業務データの復元が簡単になります。これには以下が含まれます:
●内線アプリの設定
●業務用チャットやスケジュールデータ
●患者や入居者に関するデータ(機密情報はセキュアな方法で管理)
また、ログイン情報は共有し、端末交換後、すぐに使えるようにログインIDやパスワードを適切に管理・共有しておきましょう。
壊れた端末はきちんと処理・処分しないと
適切な廃棄・修理手続きをとりましょう。
壊れた端末は情報漏洩防止の観点から、データを完全に削除したうえで修理や廃棄を行います。
医療機関や介護施設では機密情報を扱うため、特に厳重な管理が必要です。
交換保証の確認をしましょう。
保証期間内であれば、保証サービスを利用して修理や交換を行います。
いざ、トラブル時の一時的な対応策
従来の固定電話やPHSの利用すること一時しのぎ。
一時的に固定電話や他の通信機器を活用し、業務への影響を最小限に抑えます。
こんな時こそ、トラブル時には、現場のスタッフ間で代替の連絡方法(口頭連絡やメモ共有など)を確認し、みんなで協力して、混乱を避けましょう。
一番大事な定期的な保守と点検
端末の定期チェックをおこないましょう。
ハードウェアの問題を未然に防ぐため、スマートフォンの状態を定期的に点検します。
利用方法の教育も大切です。
適切な利用方法をスタッフに教育し、不適切な扱いによる故障を防ぎます。
まとめ
スマートフォンが壊れた場合でも、予備端末の準備、迅速な修理対応、クラウド同期の活用などを行うことで、業務への影響を最小限に抑えられます。また、定期的な点検や利用教育を通じて、故障のリスクを低減することも重要です。