医療DX2026.01.28(更新日:2026.01.29)
第2回:Pテレホン販売中止の背景にある「電話インフラの大転換」
表面的な理由と、その奥にある本質
Pテレホン販売中止の理由として挙げられるのは、
- 利用者数の減少
- 機器・部品の老朽化
といった点です。
しかし、医療・介護施設にとって本当に重要なのは、
固定電話網そのものがIP化されている
という事実です。
固定電話のIP化とは何か
従来の固定電話は、
- アナログ信号
- 回線交換方式
で成り立っていました。
現在は、
- 音声をデータとして送るIP方式
- ネットワーク制御による通話
へと移行しています。
この変化により、
- 硬貨投入信号
- 通話時間制御信号
といった仕組みが、回線側では扱えなくなったのです。
医療・介護現場にとっての影響
これまで問題なく使えていたPテレホンも、
- 将来的に動作保証ができない
- 修理・保守ができない
という状態になります。
つまり、
「今は使えているが、いつ使えなくなってもおかしくない」
という不安定な立場に置かれています。
第2回まとめ
Pテレホン販売中止は、
- NTTだけの問題
- メーカー判断
ではなく、
通信インフラ全体の構造変化によって起きている必然的な流れです。
次回は、
第3回:現場で実際に起きている困りごと・事例
を紹介します。




