医療DX2024.10.22(更新日:2024.10.30)

病院です。「sXGP」の導入費用を教えてください。

sXGP(免許不要のローカル5Gシステム)を病院に導入する際のコストは、システムの規模や導入する機器、運用方法によって大きく異なります。以下は、sXGP導入にかかる主な費用項目を参考としてまとめた概算見積もりです。

基本機器費用

sXGPシステムを構築するためには、以下の基本機器が必要です。

基地局:病院内の各フロアやエリアに設置するための基地局です。規模に応じて台数が増えます。

1台あたり約50~100万円

病院の規模によっては、5~10台が必要になることもあります。

基地局設置の設計・施工費用も加算されます。

通信端末

スタッフが利用するsXGP対応端末(インカム、PHS代替端末など)

1台あたり約3~5万円

病院のスタッフ数に応じて台数が必要です。例えば、50~100人分の端末を用意する場合、150~500万円程度のコストが見込まれます。

コアネットワーク設備

システム全体を管理するためのコアネットワーク機器やサーバー類。

約100~200万円

Wi-Fi連携システム(必要な場合)

既存のWi-Fiインフラと連携するためのシステム導入。

約50~100万円

導入・設置費用

システム導入には、設置や設定作業が必要です。

基地局設置費用:設置場所の選定、アンテナや配線の工事。

約100~300万円(病院の大きさやフロア数により変動)

ネットワーク構築費用:システム設定、病院内のネットワークとの統合作業。

約100~200万円

調整とテスト費用:導入後の運用テスト、スタッフの使い方トレーニングも含めて。

約50~100万円

ランニングコスト

保守・サポート費用:システム運用を安定させるための保守契約。

年間約50~100万円

システムのアップデート:定期的なソフトウェア更新やメンテナンス。

年間約50万円

トータル見積もり(概算)

小規模な病院の場合:500~800万円

中規模な病院の場合:800~1500万円

大規模な病院の場合:1500万円~3000万円

まとめ

sXGPの導入コストは、病院の規模、導入する機器の種類、ネットワークの構成によって異なります。一般的には、数百万円から数千万円の投資が必要となります。また、システムの保守や運用コストも考慮する必要があり、長期的なコストモデルを組み立てることが重要です。

詳しいお見積もりは、病院の施設規模や運用ニーズに基づいた詳細なヒアリングを行った上で、専門の業者に依頼するのが良いでしょう。

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