サイバーセキュリティ2025.03.19(更新日:2025.05.16)

増え続ける「ネット詐欺」!その手口と対策は! 「フィッシング詐欺編」

ネット詐欺とは、インターネットを悪用して金銭や個人情報をだまし取る犯罪のことです。詐欺の手口は年々巧妙化しています、自分は大丈夫、そんな過信は禁物です。

誰でもが、被害に遭う可能性があります。

数あるネット詐欺ですが、主なものについて、その手口と対策についてお話しします。

「フィッシング詐欺」の手口は?

フィッシング詐欺とは、偽のウェブサイトやメールを使って個人情報(クレジットカード情報、銀行口座情報、ログインID・パスワードなど)を盗み取る詐欺のことです。詐欺師は行政機関や大手企業になりすまして、ユーザーを騙し、個人情報を入力させようとします。

フィッシング詐欺の手口について解説

  • 詐欺師は、メールやSNSであなたを偽サイトへ誘導します。

有名な企業(銀行、クレジットカード会社、ECサイトなど)を装い、

「あなたのアカウントが不正アクセスを受けました」や

「支払い情報を更新してください」

などと書かれた偽メールやSMSを送りつけてきます。

例えば、


ある日、「Amazon」から以下のようなメールが届く。

件名: お客様のAmazonアカウントに不審なログインがありました
本文:
お客様のアカウントで不審な活動が検出されました。安全のため、以下のリンクからログインし、情報を更新してください。


🔗 Amazonセキュリティセンター

→ これは、本物のAmazonに似せた偽サイトに誘導し、ログイン情報を盗み取る手口です。

  • 偽サイトや偽広告から、あなたを誘い込む

GoogleやSNS広告に本物そっくりの偽サイトを表示し、ユーザーを騙します。

例えば、


Googleで「iPhone 安い」と検索すると、検索結果の一番上に「Apple公式サイト」を装った広告・WEBサイトが表示される。
→ クリックすると、Appleそっくりの偽サイトに誘導され、クレジットカード情報を入力させられる。

  • SNS・メッセージアプリ(LINE・Messenger・SMSショートメッセージなど)から

XなどのSNS、LINEなどのメッセージなどで、友人を装って「これ見て!」などとURLが送られててくる。

→クリックすると、ログインを求めるページが表示され、ID・パスワードを入力するとアカウントが乗っ取られる。

フィッシング詐欺の見分け方

送信元のメールアドレスを確認

例:「support@amazon.co.jp」ではなく「support@info-amazon.com」など、微妙に異なる偽アドレス。
 

リンク先のURLを確認

公式サイトと微妙に異なるURL(例:apple.com → app1e.com)


メールやSMSの文面が不自然

例:「お客様!情報今すぐ確認!」など、日本語が不自然

対策

自分自身でアクセス・検索し、公式サイトやアプリから直接ログインし、メールのリンクはクリックしない

二段階認証を有効にして、万が一情報が盗まれても不正ログインを防ぐ

セキュリティソフト詐欺メールチェッカーを活用


フィッシング詐欺は年々巧妙化しているので、少しでも不審に感じたら公式サイトで確認することが重要です!

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