サイバーセキュリティ2025.04.09(更新日:2025.05.16)

増え続ける「ネット詐欺」!その手口、対策は?「なにも届かない詐欺」編

「購入しても何も届かない偽販売サイト」

存在しない・そもそも在庫の無い商品を、あたかもネット上で販売しているかのように装い、代金だけ振り込ませ、だまし取る、商品が送られてくることはない。

安さや限定感を強調し、ユーザーの購買意欲を刺激する手口が多く見られます。

手口の流れ(典型的 詐欺パターン)

有名ブランドのロゴや商品画像を無断で使用

大手通販サイトによく似たデザインのサイト構成

「激安」「在庫処分」「期間限定」をことさら強調

例えば…..

「通常価格 10,000円」が、「今だけ 2,980円」

買い逃したくない心理を利用して即決を誘導する

法人向け商品・会社で言えば、出来るだけ経費を安くしたい欲望を駆り立てる。

銀行振込・前払い限定の支払い方法を提示

「代引き」「クレジットカード決済」が選べない事が多い

お金を振り込んだ後は、連絡が取れなくなる、電話がつながらない

商品は届かない・サイトは閉鎖される

連絡先にメールしても返信がない、

電話をしてもつながらない。

そもそも、電話番号の掲載がない

数日後、サイト自体が消える

具体例

例1

有名アウトドアブランドのキャンプ用テントが、公式より70%安く売られているサイトを発見

「期間限定セール」と書かれており、銀行振込で注文

→ 1週間たっても商品は届かず、問い合わせしても返答無・無視・サイトはその後閉鎖。

例2

ゲーム機の在庫有 詐欺

「在庫あり、今なら24,800円」と書かれたサイト。

正規のお店では品切れだったため、焦って注文。お金を振り込んだ。

商品は届かず、振込先も個人名で怪しかったことに後から気づいた。

こうした詐欺の見分け方と対策

価格が相場より明らかに安すぎる場合は疑う

サイトのURLが不自然、普段見慣れないドメイン=「.xyz」「.top」「.shop」など

支払いが銀行振込のみで他の決済方法がないのは危険信号

会社情報が曖昧・虚偽・電話番号無・住所が存在しない・運営者が個人

日本語がおかしい、機械翻訳っぽい表現や言い回し

被害に遭わないために出来る事

「注文」クリック前に、「ショップ名」+「詐欺」などと検索

「特定商取引法に基づく表記」で、会社名や企業情報を確認

おかしいと思ったら絶対に振り込まない

被害に遭ってしまったら

すぐに銀行に連絡して振り込みを停止してもらう

消費者ホットライン「188」に相談

警察の「サイバー犯罪相談窓口」へ通報

まとめ

「商品が届かない・連絡がつかないのは=詐欺」の可能性が高いです。

安さにつられて焦って購入しないように。

一度、立ち止まって、サイトを疑ってみる。

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