医療DX2024.11.20(更新日：2024.11.28)

医療機関・介護施設、スマートホンの内線化で何が変わる？

医療機関や介護施設でスマートフォンを内線化する（IP内線電話システムをスマートフォンに統合する）ことには、以下のような多くのメリットがあります。

迅速なコミュニケーションを実現

スタッフ間の連絡がスムーズになります。スマートフォンを使えば、内線番号で簡単に連絡できるため、患者や入居者の急変時にも迅速に対応可能となります。

情報の一元化が可能に

電話、チャット、メール、タスク管理など、複数のコミュニケーションツールを1台に集約することができます。

コスト削減にも効果大

従来の固定電話機を削減できるため、機器の維持費や更新費用が減少します。

IP電話やクラウドPBXを活用すれば、ランニングコストを抑えながら内線システムを運用可能です。

携帯性・利便性が抜群

館内にWi-Fi環境内であれば施設内のどこでも通話が可能です。スタッフが移動中でもすぐに連絡を取れるため、業務効率が向上します。

そして、通話だけでなく、患者データの閲覧、スケジュール管理、ナースコールの通知受信など、さまざまな業務アプリを1台で使用可能になります。

さらに情報共有を効率化

写真やメモ、タスク管理アプリを通じて、視覚的な情報も含めたリアルタイムの情報共有が可能です。

スマートフォンを電子カルテシステムや他の業務アプリと連携させることで、スタッフ間での情報漏れや伝達ミスを減らせます。

施設の拡大へスムーズなスケールアップ

新しいスタッフが増えたり、施設が拡大した場合でも、簡単にスマートフォンを追加して内線システムに組み込めます。

物理的なPBX設備が不要で、システムの拡張性が高いため、急速な運用変更にも対応可能です。

患者や入居者への付加価値

ナースコールへ即時対応、スタッフがスマートフォンでナースコール通知を受け取れるため、患者や入居者からの呼び出しに迅速に対応できます。

訪問者へも安心感を与えます。スタッフが即座に対応できる環境を整えることで、訪問者や家族にも安心感を提供できます。

スタッフの労働環境を改善するうえで非常に効果的

スタッフは施設内を頻繁に移動する必要があるため、固定電話だと通話を受けるために戻る手間が発生します。スマートフォンを内線化すれば、どこにいても通話を受けたりかけたりできるため、移動に伴う負担が軽減します。

業務連絡やナースコールの対応、タスクの進捗状況がスマートフォンで一元管理できるため、作業の優先順位を効率的に整理でき、結果的に業務のスムーズさが向上します。

まとめ

これらのメリットにより、スマートフォンの内線化は医療機関や介護施設における業務効率の向上、労働環境の改善・コスト削減、サービス品質の向上に大きく貢献します。

ブログ一覧