エンドポイントセキュリティとは…..

英語「Endpoint」＝「終点」「末端」を意味します。

つまり、ネットワークの末端の機器＝端末である、「パソコン」・「スマートフォン」・「タブレット」「サーバー」・「プリンター」・「複合機」などが、「エンドポイント（EndoPoint）」というわけです。

「エンドポイント・セキュリティ」とは、その末端の機器たち（エンドポイントの端末たち）の、セキュリティ対策の事を言います。

従来、企業においての「サイバーセキュリティ対策」は、どちらかというと、「インターネットへの出口」・「外部との境界線」に、ファイアウォールなどで「セキュリティの壁」を作る事を重視してきました。

この考え方は、「社外のネットワーク」には危険がいっぱいだけど、「社内のネットワーク」（パソコンなどの前述のエンドポイント端末たち）は、安全だよね、という考え方です。

この考え方だと、万一、社内に侵入された時の対策は十分ではありません。

それが、「万が一」「万にひとつ」ではなく、侵入のリスクがあるのです。

加えて、コロナ禍をきっかけに、自宅や外出先で仕事をする、会社のパソコンを使用することが当たり前になり、社内と社外の境界線があいまいになり、社内だけを対策しても、攻撃から守ることが難しい時代となってきました。

働き方の変化によって、場所にとらわれない、セキュリティ対策が必要になってきました。

外部との境界に壁を作って守る「境界型のセキュリティ対策」から「ネットワーク上の全てのものを信頼できないものとする、「ゼロトラスト型セキュリティ」の考え方が現在の主流となっています。

エンドポイント端末は、信頼してはいけないものの中で、重要な要素の一つです。

ゆえに、エンドポイント・セキュリティが重視されているのです。

エンドポイントセキュリティが重視されている、その背景を考える

前述したように、働き方が多様化したことが、ひとつあげられます。

多様な働く方とテレワークへの期待

コロナ禍が収束し、オフィス回帰がは始まったとはいえ、

地方創生・障害者の雇用の観点からも、今後のテレワークへの期待は大きなものがあります。

社内だけではなく、多様な場所で使用される、パソコンの「エンドポイント」としてのセキュリティ対策の重要性は、今後ますます大きくなります。

サイバー攻撃の頻度増や高度化

コンピューターウィルスの新種の登場スピードがとにかく速い。

そして、高度化の速度も早まっています。それらから、企業の被害を防ぐ手段として、より「エンドポイントセキュリティ」の重要性が増しています。

「ゼロトラスト」の考え方が浸透してきたから

安全地帯はないんだ！というのが「ゼロトラスト」の考え方です。

だから、エンドポイントも当然ながら、一つ一つ対策を講じる必要が生じます。

まとめ

「エンドポイント」とは？なんぞや？

「エンドポイントセキュリティ」について、理解を深めて、サイバー攻撃から、会社を守りましょう！

エンドポイントセキュリティを強化するためには、技術的な対策だけでなく、ゼロトラストの考え方や従業員教育を組み合わせることが重要です。