UPS・蓄電池2025.01.15(更新日:2025.01.09)
オフィスに「UPS(無停電装置)」って必要ですか?
まず、UPS(無停電電源装置)のご説明….
UPS(Uninterruptible Power Supply)は、停電や電力の瞬断、電圧変動などの電源トラブルが発生した際に、接続機器へ一時的に電力を供給する装置です。バッテリーを内蔵しており、停電時に自動的にバッテリー電源に切り替わることで、接続機器が停止するのを防ぎます。
UPS(無停電装置)ってどんなことするの?
①停電の際、電力を供給してくれる。
停電が発生した時、機器の稼働を維持し、安全にシャットダウンするための時間を確保します。
②電圧変動時に機器を守ります
電圧の瞬間的な変動(サージ、スパイク)やノイズを抑え、接続機器を保護します。
③データ損失や機器の故障を防止します
停電や電力トラブルによる突然のシステム停止を防ぎ、重要なデータやハードウェアを保護します。
あってよかったUPS(無停電装置)、どんな時?
① オフィスや家庭で突発的な停電が発生した場合、重要なデータを保存したり、機器を安全にシャットダウンするための猶予時間を提供します。
② 電力供給の不安定な地域や、電圧降下(ブラウンアウト)が発生する場合に、電圧を安定化させて接続機器を保護します。
③ サーバー、ネットワーク機器、医療機器など、稼働が停止すると大きな影響を及ぼす環境で、連続稼働を確保します。
④ PCやNAS(ネットワークストレージ)などの機器に接続することで、停電時にデータ消失や破損を防ぎます。
オフィスにUPSは必要か?
オフィスでのUPSの必要性は、業務内容や設備構成によって異なります。以下は一般的な状況での必要性の例です。
高い必要性がある場合
- サーバールームやネットワーク機器を運用
→ 停電や瞬断が発生すると、全社的な業務が停止する可能性があるため、UPSは必須。 - データベースや重要なシステムの運用
→ データ損失が業務に深刻な影響を及ぼす場合、UPSは重要です。 - クラウドやリモートワークの依存度が高い
→ ルーターやスイッチなどのネットワーク機器が停止すると、業務継続が困難になるため、UPSが求められます。
中程度の必要性
- デザインや開発業務でPCを使用
→ 長時間の停電は業務に大きな影響を与えるため、重要なデータの保存を支援するUPSが役立ちます。
低い必要性
- データを頻繁にクラウドに保存
→ PC単体でのUPS導入は必須ではないが、停電時に備えて選択肢に含めてもよい。
「オフィスにUPS」の導入メリット
- 業務の中断を最小限に抑える
停電やトラブルが発生しても、数分~数十分の余裕ができることで、計画的に対応可能。 - 機器の寿命を延ばす
電圧変動やサージからの保護により、接続機器の故障リスクを軽減。 - コストパフォーマンス
1度の停電でのデータ損失や業務停止に伴う損失を防ぐことで、UPSの初期費用以上の価値がある。
まとめ
オフィスでUPSが必要かどうかは、以下をチェックポイントにすると判断しやすいです:
- 「停電や瞬断が業務にどの程度影響を与えるか?」
- 「重要なデータを扱う頻度やシステムの重要度は?」
- 「電源トラブルのリスクを最小化するために、どの程度コストをかけられるか?」
UPSの具体的な導入事例やおすすめ製品についてもアドバイスできますので、お気軽にご相談ください!