どうして、医療・介護施設で、”スマホ・インカム”の1
まず、インカムっ何?
インカムとは簡単に言うと、「イヤホン」や「マイク」を使って音声のやり取り、会話ができる通信システムの事です。「インターカム」とも呼ばれます。「インターコミュニケーション」という言葉が「インターカム」に省略され、それがまた略されて「インカム」となったようです。ですので「インカム」は和製英語になります。英語では「 headset」 と言います。
なんで、「スマホ」と「インカム」相性がいいの?
スマートフォンをインカムとして利用する?
スマートホンに、インカムのアプリケーションをインストールすることでスマートホンをインカムとして利用することが可能です。
スマートフォンを活用できること、インカムが使えること、この相乗効果。
だから、スマホインカムは医療機関や介護施設で広く普及しているのです。
インカムの迅速なコミュニケーション
医療機関や介護施設では、スタッフ間の迅速なコミュニケーションが求められます。インカムは、緊急時や重要な連絡事項を即座に伝達するのに適しています。
効率的に業務を回せる
インカムを使用することで、スタッフは必要な情報を迅速に共有し、業務を効率的に進めることができます。これにより、患者や利用者に対するケアの質も向上します。
情報の一元管理が可能になる
アプリケーションを通じて、シフトの管理やタスクの割り当てを行うことで、業務の効率化が図れます。
スマートフォンを通じて、電子カルテや患者情報にアクセスできるため、必要な情報を即座に取得し、共有することができます。
スマートフォンのGPS機能を利用することで、施設内の職員の位置情報を把握し、迅速な対応が求められる場合に近くの職員に連絡を取ることができます。
スマホの多様性
スマートフォンは音声通信だけでなく、ビデオ通話、テキストメッセージング、画像共有など、多機能なコミュニケーション手段を提供します。
電子カルテや患者情報へのアクセスもスマートフォンから可能で、業務の効率化が図れます。
使い慣れてるスマホだから
多くの人が日常的にスマートフォンを使用しているため、特別なトレーニングを必要とせずに使用を開始できます。職員の負担を軽減できます。
統合システムへの拡張
スマートフォンアプリは、他の病院システムやソフトウェアと統合しやすいです。例えば、電子カルテシステムや患者管理システムと連携することで、情報の一元管理が可能になります。
セキュリティ
スマートフォンには高度なセキュリティ機能(データ暗号化、アクセス制御、生体認証など)が備わっており、適切な設定を行うことで、情報漏洩のリスクを低減できます。
セキュリティとプライバシーの確保は課題
スマートフォンは個人情報が多く含まれるため、セキュリティ対策が重要です。適切なセキュリティポリシーを導入し、定期的な監査と教育を行うことが求められます。
まとめ
スマートフォンでインカムの機能を利用できるようにすることで、医療機関や介護施設におけるコミュニケーションの効率化、コスト削減、柔軟性の向上が期待できます。適切なセキュリティ対策を講じることで、今後、ますます普及が進んでいくことでしょう。