増え続ける「ネット詐欺」!その手口と対策は! 「フィッシング詐欺編」
ネット詐欺とは、インターネットを悪用して金銭や個人情報をだまし取る犯罪のことです。詐欺の手口は年々巧妙化しています、自分は大丈夫、そんな過信は禁物です。
誰でもが、被害に遭う可能性があります。
数あるネット詐欺ですが、主なものについて、その手口と対策についてお話しします。
「フィッシング詐欺」の手口は?
フィッシング詐欺とは、偽のウェブサイトやメールを使って個人情報(クレジットカード情報、銀行口座情報、ログインID・パスワードなど)を盗み取る詐欺のことです。詐欺師は行政機関や大手企業になりすまして、ユーザーを騙し、個人情報を入力させようとします。
フィッシング詐欺の手口について解説
- 詐欺師は、メールやSNSであなたを偽サイトへ誘導します。
有名な企業(銀行、クレジットカード会社、ECサイトなど)を装い、
「あなたのアカウントが不正アクセスを受けました」や
「支払い情報を更新してください」
などと書かれた偽メールやSMSを送りつけてきます。
例えば、
ある日、「Amazon」から以下のようなメールが届く。
件名: お客様のAmazonアカウントに不審なログインがありました
本文:
お客様のアカウントで不審な活動が検出されました。安全のため、以下のリンクからログインし、情報を更新してください。
→ これは、本物のAmazonに似せた偽サイトに誘導し、ログイン情報を盗み取る手口です。
- 偽サイトや偽広告から、あなたを誘い込む
GoogleやSNS広告に本物そっくりの偽サイトを表示し、ユーザーを騙します。
例えば、
Googleで「iPhone 安い」と検索すると、検索結果の一番上に「Apple公式サイト」を装った広告・WEBサイトが表示される。
→ クリックすると、Appleそっくりの偽サイトに誘導され、クレジットカード情報を入力させられる。
- SNS・メッセージアプリ(LINE・Messenger・SMSショートメッセージなど)から
XなどのSNS、LINEなどのメッセージなどで、友人を装って「これ見て!」などとURLが送られててくる。
→クリックすると、ログインを求めるページが表示され、ID・パスワードを入力するとアカウントが乗っ取られる。
フィッシング詐欺の見分け方
送信元のメールアドレスを確認
例:「support@amazon.co.jp」ではなく「support@info-amazon.com」など、微妙に異なる偽アドレス。
リンク先のURLを確認
公式サイトと微妙に異なるURL(例:apple.com → app1e.com)
メールやSMSの文面が不自然
例:「お客様!情報今すぐ確認!」など、日本語が不自然
対策
自分自身でアクセス・検索し、公式サイトやアプリから直接ログインし、メールのリンクはクリックしない
二段階認証を有効にして、万が一情報が盗まれても不正ログインを防ぐ
セキュリティソフトや詐欺メールチェッカーを活用
フィッシング詐欺は年々巧妙化しているので、少しでも不審に感じたら公式サイトで確認することが重要です!