増え続ける「ネット詐欺」!その手口と対策「偽警告サイト」編
ネット詐欺とは、インターネットを悪用して金銭や個人情報をだまし取る犯罪のことです。詐欺の手口は年々巧妙化しています、自分は大丈夫、そんな過信は禁物です。
誰でもが、被害に遭う可能性があります。
数あるネット詐欺ですが、主なものについて、その手口と対策についてお話しします。
「偽警告サイト」とは?
偽警告サイト(フェイク警告・セキュリティ警告詐欺)とは、ウイルス感染やシステムの異常を装った偽の警告を表示して、ユーザーに不安を与え、ソフトの購入・遠隔操作・個人情報の提供などを誘導する詐欺の手口です。
偽警告サイトの典型的な手口
急にポップアップや全画面で警告が表示される
表示例:
⚠「お使いのWindowsがウイルスに感染しました!」
⚠「あなたのiPhoneがハッキングされています!」
⚠「〇〇セキュリティセンター:至急お電話ください」
音やバイブで焦らせてくる
ピーピーという警告音
バイブレーション
「数秒以内に行動しないとデータが削除されます!」などのカウントダウン
電話番号やリンクが表示される
「マイクロソフト(Microsoft)サポート:0120-XXXX-XXXに今すぐお電話ください」
「今すぐセキュリティソフトをインストールしてください(→偽ソフト)」
電話をすると詐欺師につながる
相手は「サポートセンターの者です」と名乗り、遠隔操作アプリ(AnyDesk、TeamViewerなど)のインストールを指示
「ウイルス駆除には5万円が必要です」と金銭を要求
具体例
スマホで怪しい広告をクリックした後…
突然、「iPhoneが3個のウイルスに感染しています」という全画面表示が現れ、
「今すぐクリーナーアプリをダウンロードしないと危険です」と促される。
→ 指定のアプリを入れると、広告だらけの詐欺アプリだった。
スマホで怪しい広告をクリックした後…
突然、「iPhoneが3個のウイルスに感染しています」という全画面表示が現れ、
「今すぐクリーナーアプリをダウンロードしないと危険です」と促される。
→ 指定のアプリを入れると、広告だらけの詐欺アプリだった。
パソコンで「無料動画」サイトを開いた瞬間…
突然、全画面で「Windowsサポートセンター:ウイルス感染の可能性があります」と表示。
電話番号が記載され、焦って電話してしまうと「遠隔操作で修復します」と言われる。
→ 遠隔操作で個人情報が盗まれたり、修理代を騙し取られる。
偽警告サイトへの対処法
✔ やるべきこと | ❌ やってはいけないこと |
---|
ブラウザを閉じる(強制終了する) | 表示された番号に電話する |
パソコンやスマホを再起動する | アプリやソフトをインストールする |
消費者ホットライン(188)に相談 | 個人情報やカード情報を入力する |
覚えておきたいポイント
本物のAppleやMicrosoftがブラウザ上で警告を出すことはありません!
「電話をしてください」と言う時点で詐欺の可能性が高いです
一度でも連絡すると、詐欺リストに登録されて勧誘が続くこともあります
少しでも怪しいと感じたら、「焦らず無視する」が最大の防御です。家族や周囲の人にもぜひ共有してください!