患者用WiFi2025.04.16(更新日:2025.05.16)

「Wifi6」 と「Cat5e」の関係

LANケーブ=「Cat5e」 アクセスポイント=「Wifi6」意味ある?

Cat5eのLANケーブル….配線の交換はハードルが高いが、アクセスポイントは「Wifi6」にしてみたい….

そんなことありませんか?

結論から言うと

LANケーブルがCat5eでも、Wi-Fi 6(IEEE802.11ax)のアクセスポイントを導入することで、
通信の「安定性」や「接続可能な端末数」「速度の向上」など、Wi-Fi環境の改善は十分に期待できる。

その理由

まず、Cat5eケーブルの性能は….

Cat5e(カテゴリー5e)は、最大1Gbps(1000Mbps)の速度に対応しています。

Wi-Fi 6のアクセスポイントは、1GbpsのLANポートを搭載しているモデルが多いため、Cat5eでもボトルネックになりません。

もしアクセスポイントが2.5Gbpsや5GbpsのマルチギガLANポートを備えている場合は、Cat6A以上でなければ本来の性能は出ませんが、1GbpsまでならCat5eで問題ありません。

Wi-Fi 6(IEEE802.11ax)のメリット

同時接続に強い(OFDMAという技術で複数端末が同時に通信しやすくなる)

通信の効率向上(MU-MIMOやTWTで遅延の少ない通信)

速度の向上(理論値はWi-Fi 5より高速。ただしLANケーブルやインターネット回線も影響します)

再び結論

アクセスポイント側をWi-Fi 6にすれば、Cat5eのままでも館内の「無線」の品質向上が期待できます。

ただし注意点

アクセスポイントが2.5Gbps以上対応している場合、Cat5eではその性能をフルには活かせません。必要であれば、将来的にCat6A以上の配線も検討しておくと良いです。

PoE(電源供給)を使っている場合は、スイッチとLANケーブルのPoE対応状況も要確認です(特にPoE+が必要なAPなど)。

まとめ

項目Cat5e使用時の影響
Wi-Fi 6導入の効果◎(速度・安定性・同時接続数の改善)
LAN配線による制限△(1Gbpsまで。それ以上はCat6A推奨)
今すぐ配線交換すべきか?❌(急ぐ必要はなし。将来的に検討)

アドバイス

まずはAPの交換や配置見直しと合わせて、Wi-Fi 6アクセスポイントの導入を進めてOKです。

将来的なネットワーク構成見直し(2.5Gbps化やCat6A化)も、必要に応じて段階的に考えれば大丈夫です。

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